遊びを通じて伸びゆく子どもたちへ
幼稚園は子ども達にとって人生初めての学校、そして初めての
親もとを離れる小さな社会です。
先生やたくさんのお友達といっしょに、さまざまな活動や遊びを通じて
自然とふれあい、社会のルールを子ども達自身がみにつけ、よりたくましく、
より心豊かに、よりかしこく、育って欲しいと私は願っています。
園長 いしはら けんしょう
現代社会の環境はめまぐるしく変わり、幼稚園のあり方や役割も様々に
変化しています。しかし本園は開園より受け継がれた保育内容を大切に育んでいます。
大きな庭でのびのびと遊ぶ、たくさんの友達と遊びながら人とかかわる
力を育てていく、ひとりひとりの子が本来持っている
力を芽吹かせてあげる場所が小さな社会=幼稚園だと考えています。
子ども達を、ただ遊ばせるのでわなく、先生全員が子ども
ひとりひとりの活動の場面に応じて援助をしながら、豊かな活動をするように
共通の考え方を持って取り組むことにあります。たとえば庭で遊具の取り合いが
子どもたちの間で始まったとします。この状況をどう見守り指導していくかで、
教育的効果は異なります。いかにルールややくそくを育むかです。すべての
学びの要素は遊びの中にあると考えています。
さまざまなおもちゃを使って創意工夫しながら、ひとつの形を作り上げる遊びは子ども達の好奇心、がんばる気持ち、達成感、知る楽しさなど人としていちばん大切な感情と可能性をのばします。
そんな感情や情緒の大きな成長は、自分のことだけでなく、お友達のことも思いやれる心の成長にも、強く影響しているのです。
本園は子ども達ひとりひとりが確かな知性を身につけ、命あるものを大切に思える゛こころ゛を育てたいと思っています。
教育目標 5つの柱 5つのできて
● からだができて 健康で体力ある子ども
幼児の運動能力は、知能の発達と関連が深いものです。
どんどん運動させることは、知能や子どもの社会性を高めます。
園庭で遊ぶだけでなく、園外保育も季節によっていろいろな場所に出かけます。
そして年間を通して専門家による体育指導を行っています。
● ただしくできて きちんと椅子に座れる子ども
立腰(りつよう)と躾(しつけ)の教育は、子どもたち自身が自分で心と体をみにつけさせます。
それは、集中力・持続力・判断力へと発展していきます。
● そうぞうできて よく考える子ども
毎日の保育の中から子ども達の創意工夫を大切にし、問題解決能力を高めます。
物が無いと遊べない子どもには育てません。
● しゅうちゅうできて 集中力のある子ども
独自の活動を通して、いろいろな体験を積ませていきます。
外での活動は、のびのびと思いっきり遊ばせ、そして、保育室の中では、先生の話や製作等に集中させるという、やる時はやる、メリハリをつけた保育を心がけます。
● やさしくできて 挨拶のてきる子ども
これからの世代をになう子ども達が、社会の中で対応していく時にはい・という返事や・ありがとう・おはようございます・とゆう挨拶が、素直に自然に出る子どもであってほしいと思います。
子ども自身が、その状況に合わせ自分で考え、行動を起こせる習慣をつけさせます。
この社会で生きるひとりとして、基本的なルールを教えてあげたいと思います。
独自の活動を通して、いろいろな体験を積ませていきます。
外での活動は、のびのびと思いっきり遊ばせ、そして、保育室の中では、先生の話や製作等に集中させるという、やる時はやる、メリハリをつけた保育を心がけます。
年間を通して、子どもの基礎体力づくり。(マット運動・とび箱・鉄棒・なわとび)バランス感覚を育てるキックスクーターなどを、ひとりひとりが取り組みながら、じょうぶな体をつくります。
リズム遊び・リトミック・合奏・鼓笛を体験しながらリズム感や集中力、情操を養います。
園での指導(鉛筆・毛筆)や運動会・お遊戯会などを通じて文字や言葉に興味を持ち豊かな表現力を育てます。